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宣伝会議のセミナー、名古屋は元気(前篇)

2008年07月14日

宣伝会議のセミナー、名古屋は元気(前篇)

名古屋で開催された、宣伝会議のセミナーに出かけて来ました。
タイトルは、長いです・・笑。

宣伝会議Internet Marketing & Creative Forum 2008 in Nagoya
《 略称 》 SIMC(シンク)フォーラム in Nagoya
インターネット&モバイルの広告・マーケティング・クリエイティブ総合フォーラム


Webはこちら ⇒ 「SIMCフォーラム in Nagoya」

テーマというか、キャッチフレーズが宣伝会議らしい・・

最新ネットマーケを考えるフォーラム、SIMC
ネットは、マーケるが勝ち

(笑)なるほど。こういう余裕を持って、仕事をしたいですね。

と、言うか、・・・・わたしたちの日々の提案にも必要不可欠で、しかし今、欠けがちだと思うのが『クリエィティブ』だと痛感していた時期だったので、よけいに響きました。

私は年間10本以上はインターネット関連の展示会、カンファレンス、セミナーに出かけて行くことにしています。人の話を聞き、展示会のブースを歩き回って企業の担当者に根掘り葉掘り聞きまくって、しつっこく話をする。過去、このやり方で未知の多くのパートナーを得て、四国・中国地方の企業様に有益な提案をし、お役に立つことができました。

ただ、タイトルに関して言うと、他のネット関係の催事のタイトルは、やはり「効率」とか「成果を出す」とか「集客する」などのニュアンスに満ちていて・・ここで宣伝会議のイベントのタイトルと比べると、ちょっと味気ない気がするのはわたしだけでしょうか・・・

さて、わたしが受講したセミナーのテーマは、こんな感じです。

「インターネットの浸透から生まれる新たな消費スタイル」
~大衆化するIT消費に企業はどう対応すべきか~

* 株式会社野村総合研究所 上席コンサルタント 塩崎 潤一 氏
* 末吉孝生事務所 代表コンサルタント 末吉 孝生 氏
* [ モデレーター ] 株式会社宣伝会議 編集室長 田中 里沙

【 特別対談 】
先端企業に学ぶネットマーケティング・クリエイティブ戦略

* 株式会社東芝 広告部 国内広告担当 部長代理 荒井 孝文 氏
* サントリー株式会社 食品カンパニー食品事業部 枦木 優希 氏
* [ モデレーター ] 株式会社宣伝会議 編集室長 田中 里沙

リアル店舗×Webの販促クロスメディア

* 株式会社Bestnavi.jp company 
代表取締役 榎本 勝之 氏


情報共有と共感がファンを広げ、売上げを高める

~新SNS“旅達(たびだち)空間”の展開~

* 全日本空輸株式会社 営業本部WEB販売部 
主席部員 高柳 直明 氏


「マーケティングの課題「絆」の構築について。:モバイルの可能性」


* 株式会社グレイグループジャパン代表取締役社長 CEO兼 グレイグループ 
アジア太平洋地区チーフストラテジーオフィサー Mr. CHRIS D. BEAUMONT
* グレイグループディレクター 戦略コミュニケーション 佐伯 邦夫 氏
* 株式会社三晃社 プランニングコンサル局サイバーインフォメーション部 WEBコンサルタント 金子 勝 氏

「次世代ネットビジネス戦略」
~3つの事例:地域・ファンド・映画~

* マザー株式会社 代表取締役 八十住 孝 氏


この中で、特にその内容というよりも(もちろん、内容も得るものがありましたが)、その企業の在り方そのもにインパクトを受けた企業が、ふたつ。

まずひとつ目は、名古屋の大手広告代理店「三晃社」が、グレイ グローバルグループジャパン社と共同出資で2006年に設立した「SankoGREY」社。

グレイ グローバルグループジャパンは、1963年日本進出。世界で95カ国504オフィスを擁すグレイワールドワイド(本社 ニューヨーク)の100%子会社。

アド・セイルは、四国・中国エリアで総合広告代理店として50数年の歴史を持つセーラー広告株式会社と、大阪・東京で展開するインターネット専業の広告会社アドデジタル株式会社との共同出資で設立した会社ですが、総合広告会社としての将来を見据えた布石のひとつです。

名古屋の三晃社も、名古屋エリアで50数年の歴史を持つ総合広告代理店として、次への布石として海外の広告会社との業務提携、会社設立という道を選んだわけです。

アド・セイルのビジネスモデルを考えていたときに、この「海外との提携」までは視野になかったことを気づかせてくれました。ただ、SankoGREY社は、「GREY社のマーケティング力、クリエィティブ力を日本の企業に提供する、というあたりを中心に据えているようです。

今、アド・セイルが取り組んでいる『地域の企業・団体が、海外で企業活動を行うことをサポートしてゆく』という視点は、今、そんなに持っていないとのことです。

あ、今触れた『地域の企業・団体が、海外で企業活動を行うことをサポートしてゆく』件についていは、来月、その事業がスタートするので、そのときに詳しくご報告させていただきます。
これは、かなり楽しく、ワクワクさせる事業ですので、お楽しみに!

もうひとつ注目した企業は、マザー株式会社の在り方。

会社ホームページのタグには、「ホームページ制作 東京 中央区 名古屋 大阪」とありますが、これがただの制作会社ではありません。
アド・セイルの本社がある香川県のホームページ制作会社の中でも、東京にブランチを出したり、中国にも関連会社を持ったりしている積極的なベンチャーもありますが、このマザー社は、ビジネスへの着眼点がまったく違っていました。

セミナーのサブタイトル「~3つの事例:地域・ファンド・映画~」であることを見てわかるように、その着眼点は単なるホームページ制作の視点から離れて、Webビジネスの在り方そのものの大きな展開を見据えています。

さて、長くなりましたので、この先、この2社のもう少し具体的な取り組みのご紹介は、「後編」で述べたいと思います。



Posted by Webマーケッター at 07:54

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宣伝会議のセミナー、名古屋は元気(前篇)